ペットロスについて:
ペットロスとは

ペットロスとは、愛するパートナー(伴侶動物)との別れの悲しみを表す言葉としてペットと暮らしている人たちなどには使われていますが、未だきちんと理解はされておりません。

愛する者を失うという別れの体験(喪失体験)という意味で、決して精神的病気を意味するのではありません。対象が人なら正常で、対象がペットとなると異常ということはありません。愛する者を失った人の誰しもが通る心の道です。

獣医学が進歩して、より長く生きることができるようになったとは言え、ペットの寿命は人間に比べると短く、パートナーとのお別れは避けて通れない道です。
寝食を共にし、愛情をたっぷり注ぎ、人間と動物という関係性を超えた絆を結んでいるだけに、亡くなった時の悲しみや辛さはさらに大きなものになってきております。

「こんなにも辛く悲しいのは私だけではないのか?」
「この悲しみがずっと続くのではないか?」
「いつまでも泣いている私は異常なのではないか?」
など、と思い込むのもみんな経験することで、共に暮らした期間が長ければ長いほど、支えてもらった心の絆が深いほど、このように感じるのは当然のことと言えます。

それなのに、
「たかがペットのことで休むなんて…」
「たかがペットが死んだくらいで…」
「いつまで泣いていれば気が済むのか…」
「また飼えばいいじゃないか…」
など、と心無い一言をいう人が大勢いるのも事実です。
また、
「いつまでも泣いているとあの子が心配するよ」
「あんまり自分を責めていると成仏しないよ」
など、とあなたを思うことから言ってくれる一言が辛いこともよくあります。

心無い人は、動物たちと愛情を分かち合い、強い絆で結ばれたことがない人たちで、一昔前のような感覚でものを言っているにしか過ぎません。

また、あなたのことを思ってくれる人たちも、あなたのことを思って言っているのであって、決して悪気があるわけでもありません。
悪気がないから、それが分かっているから、辛くなってしまうのですけどね。

このような動物たちの死に対する一般社会の受け入れ方や心無い一言でひどく落ち込んだとしても、深い悲しみの底に沈んだとしても、多くの方は時間と共にこの辛い悲しみから回復して、また元通りの生活をおくれるようになります。
それは、パートナーはあなたを悲しませようと亡くなったのではないからです。

しかし、この深い悲しみにより極度の食欲不振や心身症になったりして、いつまでも深い悲しみを引きずってしまう方も大勢いると思われます。
このことを“ペットロス症候群”とも言いますが、ペットロスについての社会の全体的認知とともに、愛する者を失ったというペットロス経験を理解し、上手に受け入れることで心身ともに健康に立ち直ることができます。
悲しみから立ち直るまでの期間や症状は人それぞれで違いはありますが、重い症状が長期に渡り、日常生活に支障が及ぶようであれば、専門家の助けが必要となります。

心療内科にいって心身のバランスを整えるお薬を飲むことも助けになりますし、心理的背景が問題であればカウンセラーに相談することも助けになりますし、ペットロスカウンセラーという専門家とお話をすることで心を整えることも助けになりますし、僧侶などに供養をしてもらい命の話を聴くことも助けになりましょう。

とにかく、一人で考え込まないことです。分かり合える友人や家族に話すことです。

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